4月6

 

ここ2〜3日あまり気分がすぐれない。副作用が口内、指先、身体全体の皮膚などに現れている事もあるが、手術かもう5ヶ月目に入る治療生活のマンネリ化もありそうだ。

4月8日

 

仕事の打ち合わせで何年かぶりに六本木に行った。だいふ変わっていてビックリした。更に困った事が・・。例によってトイレに行きたくなったが、ウォッシュレットが良いので駅の隣のビルに飛び込んだ。色々な店があるビルで、フロアー図で場所を探して入ろうとすると何とドアを開けるのに何とかコインが必要だった。凄い時代になつた。あわてて他のビルを探したが、「トイレだけのご使用はお断りします」こんな貼り紙があって二度ビックリ。結局セブンイレブンでドリンク剤を買って用をすませた。六本木も凄い街になった。

 

 

4月11 日 

FM番組の録音日でお昼から五反田のスタジオへ。昨日までポカポカ陽気だったのに今日は10度も下がって3月頃の寒さだ。帰りは風も強く体感的にとても寒かった。

昼食が殆ど取れなかったので、夕方帰宅後直ぐ食事にした。しかし口に入る物全てが滲みた り痛かったりで食べられない。何時もはなんでも無い豆乳迄が滲みる。不思議だなと考えて分かった。身体が冷えると口内炎迄影響が出るのだ。いつもこれは辛 くてダメとか、トマトは滲みるのにパイナップルは何でも無い〜、こんな感じで区別していたが、結局食材や味付けの問題でなくて、その日の私の体調のせい だったのだ。

 4月17日

明日がまた抗ガン剤投与の日だ。1月からだから4か月になるが、味を感じない食事、殆どカサカサな全身、何時もどこかが痛い指先、こんな毎日がいつまで続くのか。新聞やTVで見ると、もっとヒドイ方々がいるのになにを贅沢な、と思いつつ。陽子線治療や免疫治療法の話題に自分を当てはめて考える。高額料金や副作用、今の段階の自分には当てはまらないな〜。

 

4月18日

 

今日は採血・抗ガン剤投与の日だ。採血の結果は、流石に4か月目ともなると、身体全体の機能が少しではあるがダメージを受けているようで、数値に現れている。しかし効果の方は先生が「がん無くなってるんじゃないか」という程数値にが下がっていた。21日のCT検査ではっきりする。

 

 

 

15年以上も前になりますが、コンピュータをやるようになってその種の本をよく買うようになった。結構高かったが、参考になる事が一行でもあれば良しと考えられた。今回病気になってからは、病気自体の事もあるが、新しいがん村の人たちの心境や考えが知りたくて本を貪り読んでいる。

 

これから読もうとしている本でタイトルに惹かれた物があった。「がん哲学外来の話」目的を開いてさらに惹かれた。どの項目タイトルも考えられていて一味違う。内容が楽しみだ。目次タイトルEX「人間死ぬのは確実、いつ死ぬかは確率」

人混みが好きだった

 

ある時期空港の雰囲気が好きで、よく羽田空港に一人でブラッと出掛けた事があった。何となく皆なのテンションと華やいだ雰囲気が伝わる。同じように休日の遊園地も好きで豊島園にもよく行った。これは若者の若さとエネルギー、それに子供と楽しげに過ごす家族や手こずるダンナなど、生の風景が展開する。

 

対象的なのか病院だ。これはハレの日とは逆の日だ。45年前に母の介護で毎日の様に病院詰めをしていたが、これは人生の終末を迎える人達の人間模様が何か寂しかった。

 

今回私が入院しているのは外科だが、ここは年齢的にも様々だ。しかしやはり私を含めてお年寄りが多いのは否めない。若い人は何くそと言う雰囲気があるが、老人はやはり達観した感じにならざる負えない。

 

何を食べても美味しく感じないので、料理の写真を見て少しでも食欲を感じたいのだけど~。



 

 423

今までの抗がん剤治療が、どの位効果があったかを調べるCTを受けた。造影剤を点滴して(体中が暑くなる)撮影をするが、欠陥が体中に張り巡らされているのがはっきりわかる。結果は2日の抗がん剤投与の日の診察で分かる。楽しみだ。

 

426

最近手先の痺れが強くなった。それと食べ物の味が違うのはがっかりする。好きな物を何でも〜と言われても、好きだった物を思い出して00を食べてもその味がしない。味が無い感じなので食欲が無くなる。

     

430

webや雑誌でがん関係の記事を読むと、抗ガン剤は止めた方が良いとか、一般に行われる3大治療法がどうとか、現在のがん治療法にポジティブなものが目立つ。確かにそういう話題が目立つし、注目される。アメリカの大統領選挙ではないが、言論の自由があるから何でもありなのだろうが、対象になる患者は迷ってしまう。

 

52

 CTの結果が出ました。

抗ガン剤がとても良く効いている様です。手術後のCT写真にあった、肺の細かい物と肝臓の細かい物は無くなっていました。肝臓の2cmの物も殆ど無くなっていました。5cmの物が半分位になっていました。従って抗ガン剤を続け、何処まで小さくなるか、無くなるか様子を見ます。これだけ効くケースはあまり無い(医者いわく想定外笑)ので、どうやって収束するかは分かりません。皆さん励まし抗ガン剤のお陰です。感謝!!しかし抗ガン剤治療は続きますので、不快な毎日は続きます。贅沢な悩みでしょうか。

 

53

癌になってしまった人に、どんな言葉を掛けていいかは考えたり迷ったりしますね。私もそうでした。

 

言葉を掛けられる立場になって分かるのは、これからの限られた人生を中身濃く生きようと思っている人には、単に「応援しているから頑張れ!」これで充分に力になります。応援してくれる人がいる事が嬉しいし、感謝出来るからです。しかし難しいのは、頭が真っ白で落ち込んでしまった人にはこれで良いのか?これは私には分かりません。この様に受け止めが様々なのがこの病気の難しい所でしょう。多分少しでも気持ちを理解して、寄り添ってあげられるか、でしょう。

 

5月6日

2~3日前に夜中に強風が吹いた。おなし敷地にある別棟の屋根がはがれ、バタバタ言い出した。築40年にもなるのであちこちガタが来ているので仕方ないが、人も物も寿命があるのを改めて感じる。何事もなく毎日が過ぎていくのが普通だと思っているが、いわゆる想定外はどこにも有る事と思わなければいけない。

 

5月8日

昨日あたりから指先のしびれと口内の潰瘍?荒れ?がひどい。その日によって同じものを食べても極端にしみる場合とそうでもない日がある。灰汁のある果物や野菜はてきめんだ。トマトやパイナップルなどがとてもしみて食べられない。

手先はしびれと同時に乾燥のせいかひび割れができる。これが思ったより痛い。ボタンが留められなくて苦労していtる。

 

5月9日

今日はFM番組の録音日だ。また今日も雨が降りそうだ。

35年前にプロデュースした歌手が、現在紅白の曲を複数作詞する大作詞家になっていて、今日は彼女をゲストとしてお迎えしている。ついこの間のような気がするが、考えれば35年は永い。しかし会えば昨日のような思い出話が弾んで時間がいくらあっても足りない。それにしても大成功していて自分の事のように嬉しい。

 

5月10日

最近癌関係の本やネットをよく読んでいるが、この世界を知れば知るほど諸々分かってくる。癌細胞が一筋縄ではいかないとんでもない悪者だと言う事と、退治方法を皆必死に研究しているが、なかなか決定的な結果に結び付かないことだ。

保険の利用できる3点セット(手術・抗がん剤・放射線)も、早期発見は完治する確率は大分高くなっているようだが、リンパや多臓器に転移拡散したがん細胞は実際の所手の施しようがないようだ。

 

癌の強さや患者の体質・体力・年齢などでその後の経過展開はそれぞ全く違う。

 

医者の立場では、がんは転移したらまず治らないと考え、手術もしないケースもあると言う。いずれにしてもとりあえず抗がん剤でがん細胞をたたくわけだが。この治療では治ることがないそうだ。言ってみれば増殖を抑えるための治療で、延命治療になる。

 

幸いがんの影が消えても体の中にはどこかに潜んでいるので、どこかの臓器に再発する。

 

抗がん剤には副作用が伴うので、ある意味では一生抗がん剤の副作用とお付き合いしなければならない体になったと理解しなければならない。

更に抗がん剤は永くやっていると抗体ができてリバウンドする。そうするとまた新しい抗がん剤に代えてトライするようだが、また更に強い副作用も考えられる。

などなど、あまりガンを勉強するのも良くないかもしれない。

 

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昨日から口内潰瘍が重症で何も食べられない、食べたくない。矢張り人間食べる事が第一だと思う。更に下痢になっている。全て副作用なのだが、体力も落ちるので栄養の点滴をしてもらう。しかし下痢にしても、体自体が悪いのか、抗ガン剤の副作用かが分からないのは困る。6月いっぱいで、抗ガン剤を投与して半年になるので一区切りだと思う。もう一息頑張ろう。

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抗ガン剤投与。

検査の結果は何時もと変わらずだか、血小板の数値が少し低い。出血すると止まりにくい。

 今回は先生に「抗ガン剤投与は何時までですか」と聞いてみた。「こんなに効いているからもう少し続けましょう」「秋くらいまでやってみましょう」ズズ〜!

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抗ガン剤の副作用は投与してから経過時期によって変わる。ます投与している最中から声が枯れる。これは投与が終わる次の日位には治ってしまう。また食べ物を口にすると耳の中(唾液の線)が痛い。元々続いている口内の麻痺的なものや炎症は変わらない。

ここの所の3日ほどは手足先の痺れが強い。特に寒い日はてきめんだ。水の手洗いや冷蔵庫からの物の出し入れが素手で出来ない。料理も手袋をはめてなのでつい億劫になる。


抗がん剤は回を重ねるごとに蓄積されるのでいつ終わるのかが見えないのは怖い。

1月7日に抗がん剤投入による化学療法を始め、5か月が経過した。諸々の副作用には悩まされたが、思っていた程ではない。元々抗がん剤で完治することはないし、効果が出る人の割合も低いと言われるが、私の場合は細かい癌が消えたり、大きいものも半分くらいになっているので上出来だろう。

 

しかし、これからが見えないない。医者は抗ガン剤が効いているようだから続けましょうと言うが、小さくなったものを取り除けるのか、現状維持で良しとするのか?薬に免疫ができると効かなくなるので、その時は新しい薬に代えて同じことをやるのか?等など、医者も含めて誰にも分からないのがこの病気だと思う。いずれにしても厄介な病気だ。


 

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以下6月~

6月になって諸々だいぶ楽になった。寒い時はトイレに行っても水が冷たく手も洗えなかったが、一事が万事少しは料理もする気になってきた。しかし今問題は車内やお店の冷房がこたえる。車内でひざ掛けをしたりマフラーを巻いたり・・・やはり人目も気になるし。

 

1月7日に抗がん剤投入による化学療法を始め、5か月が経過した。諸々の副作用には悩まされたが、思っていた程ではない。元々抗がん剤で完治することはないし、効果が出る人の割合も低いと言われるが、私の場合は細かい癌が消えたり、大きいものも半分くらいになっているので上出来だろう。

 

しかし、これからが見えないない。医者は抗ガン剤が効いているようだから続けましょうと言うが、小さくなったものを取り除けるのか、現状維持で良しとするのか?薬に免疫ができると効かなくなるので、その時は新しい薬に代えて同じことをやるのか?等など、医者も含めて誰にも分からないのがこの病気だと思う。いずれにしても厄介な病気だ。

 

 

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採血&点滴して来ました。数値は相変わらず少し前進ですが、血小板が半分の数値になっているので、次回の抗ガン剤投与は74日です。来月CTを撮ってそれを見て肝臓癌の部分切除を検討するそうです。

 

ある本の情報だと、基本的にはステージIV、転移、再発、など進化がんは、病院は手術を行わず自然経過に任せ、緩和治療を経て末期へと向かうそうです。私の場合は放って置くと腸閉塞になってしまうので切除しました。運が良かったのでしょう。肝臓、肺などの転移がんと大腸がんの再発を叩くために抗ガン剤投与半年して、だいぶ効果が出たので7月にCTで確認します。

 

待合室で一緒した方は、5年前に膵臓がんの手術をして現在ピンピンしていると言っていました。色々なケースがあるのがこの病気の複雑な所です。

 

6月10日

小林麻央さんの乳がん報道一色ですが、それにしても18か月の抗がん剤治療はきついですね。私はまだ半年ですが、もういいだろうと言う感じです。「厳しい状況」よくわかります。

ここ23日口内炎特に舌の両側が痛い。水を飲んでも染みる。歯医者で貰ったプールのような臭いがするウガイ薬や、医者に貰った紫色のウガイ薬、蜂蜜をお湯で溶かしたものなど色々試したがなかなか治らない。

 

youtubeを検索するとがん関係の講演が沢山あるが、今日観たもので大腸癌転移の肝臓癌で確実に細胞が切除出来れば5年後生存が40%の話が有りました。初めてのパーセンテージだったので希望が持てた。6年頑張れば親父より長生き出来るかも知れない。

 

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本来なら昨日が点滴の日なのだが、血小板の減少などの副作用が強かったので2週間休止し、次回は7月4になりました。

今日はBSジャパンの番組「不滅のヒット曲」から撮影取材があり録画をしてきました。副作用での顔のブツブツや声のかすれなどがありお断りしたのですが、歌手さんの為にもと言う事でやる事になりました。胸にピックアップ・マイクを付けての撮影は初めてでした。30分程の撮影でしたが、実際オンエアに使われる時間は僅かなんでしょう。

 

7月からの日記はこちら

元気な頃はこんなイベントによく行きました。

 最近感じている事

 

*何でも明日にしようと思わない。将来の備えにこだわらな。副作用が出る前だが、お酒がないと料理の美味しさを改めて感じた。

 

*東京オリンピックに向けて、日本がお客様に何が出来るか、そんな番組がTVで増えています。そんななかで若い人達の意見が新鮮だ。「日本が何が出来るでなく、自分が他人に何が出来るだ。」最もだ。若い人に接する機会が出来て、これから吸収して行くスポンジのようなキャパはまぶしい。でもその無限の広さは頼もしく、純粋な物だけ吸収して欲しい気持ちで一杯だ。

*この頃深夜眠れないとTVを付けるが、その時間帯の番組には時々面白い物がある。自由に発言出来るからか、自由に番組が作れる度合が強いのか。何れにしても前向きな姿勢は頼もしい。

*電車に乗って席に座ると、前に座ってる人が皆スマホをやっていた。こんな景色が良くある と当たり前になっているのだろうが不思議だ。PCが登場したてに受け入れた人と反発した人、携帯が普及したての同じ状況、そしてスマホになじむ人と受け入れない人。知らないうちに何か差が付いて行くのだろう。日本人が皆中流だった頃が懐かしい。

 

*これだけ様々な人が入り乱れると、共通の要素が貴重だが、昔当たり前だった共通要素が共通でなくなるのは困った。動物は可愛いもの、赤ちゃん子供は可愛いもの、こんな事が共通点で無くなる時代が来ている。こんな流れと格差が加わってこれをまとめるのに国は何を考えるのだろう。 

 

*癌宣告は新しい人生の始まりだ。いつの間にか産まれていた命だから、いつの間にか居なくなっていても不思議ではない。新しい人生は産まれた日も分かるし消くなる日も分かる。それだけ計画的な中身の濃い充実した生活が出来る。感謝

 

「人間になる日」

人は生まれた日が人間になる日だろうか。私は恋をした日では無いかと思った。自分の事だけを考えて生きてきたある日、ある人の事などばかり考える。恋した日が人間らしさの誕生日と呼びたい。 

 

「新人生」

 

人は3回生まれる。誕生、初めて恋をした時、そして自分の死を知った時。死を知らないで突然いなくなるのはいちばん大事な人生を過ごせず不幸だ。

 

 

 

第一の人生は自分の気持ちを我が儘で伝え、愛の人生は情熱で伝える。第3の人生は優しさで伝える。 同じ人生を過ごしている人には、同じ会話がある。

第三の人生を新人生と命名した。第三の人生は時間を限られた人生とでも言ったら良いだろうか。生活の中身が濃くなる理由は余分なものを捨てるからだろう。しかしよく言う終活とは少し違う。余分なものを捨てて身軽になるので無く、残ったものにスポットを当てて集中するのだ。

 

捨てる物は地位名誉はもちろん金銭的欲望、長期的計画、色欲や美味しいものを食べたい等の雑欲(私の場合は欲があっても抗ガン剤の副作用で排除される)。こう考えるとと何だか仏さまに近づいて行くみたいだ。

その結果それぞの持っている才能や技術などが研ぎ澄まされて行くのだろうがんを含め大病や大怪我なとで、残りの人生を意識して生きている人が体験しているのが新人生だ。

ちょっと汚い話

抗ガン剤は副作用と治療効果を考えると、車に乗ってアクセルとブレーキを一緒にかけているようだ。ガン細胞に勝つためにドンドンアクセルを踏んで薬に頑張って貰いたいが、あちこちに副作用が出てその為の薬をのんだりする。なんか割り切れない。運転手無しの自動車が出来る時代に。

 

ちょっと汚い話しだが、腸の切除手術をしてから、何か食べると直ぐにトイレに行きたくなる。分量も沢山でる。むかしは殆ど出なかったガスもよく出るようになった。しかもこんなに?という程沢山でる。しかも他の人の様に臭い。今回は汚い話しで失礼しました。

 


時間に任せて癌関係や、同じ状況の人がどんな考えをしているかなどが知りたくて本を読んでいます。相変わらず抗がん剤は??や免疫療法など様々な情報や意見が乱れ飛んでいる世界です。私はガンを体験した人の考え方に興味があるので、そちらを中心に読んでいます。最近読んだもので興味があったものを紹介しておきます。

【中古】 がん患者 / 鳥越 俊太郎 / 講談社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】

 

とても読みやすく内容も面白い。

 

大学教授がガンになってわかったこと [ 山口仲美 ]

 

私の死生観 (oneテーマ21)与謝野馨

登場人物がバラエティに富んでいて読んでみたくなった。

 

 

私の死生観 [ 与謝野馨 ]

 

 

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[時空を超えた世界]

 

人はみんな生まれた時は平等に0(環境は別で本人的には)です。

 

その後の様々な分岐点で何方を選ぶか。生まれた環境から、親が選択する事も含め、これは運命です。

 

なに時代に生まれたか、何処の国に生まれたか、これも運命です。

 

しかし愛の感情が生まれる第2の人生(親や兄弟を含め)からは、自分の判断・選択が自分の将来を決めて行きます。

 

よくアニメの世界で〜時空を超えた〜と言いますが、運命を超えて自分で人生を作り上げていく事になります。逆に言うと結果は自分で作り上げたものです。

 

あと何年と言われたら、好きな事をして、食べたいもの食べて、行きたい所へ旅をしてゆったり過ごす。普通はこんな事を考えると思われるだろう。

 しかし殆どの人が、残された時間で何が出来るだろう、自分の存在をどう残せるだろう、そんな事を考える。何故時間を宣告されないと、時間の使い方に真剣になれないのだろうか。

 [無から有を]

考えてみると私がやって来た仕事は、全く目に見えない心で感じるものを作って来た。

商売としてレコード、CDなどの商品(物質)を売っているが、本当に売っているのはその中に収録されている歌という音であり、更には其れが表現する喜怒哀楽、感動(心)です。

 

最近「量子論」の本を読んだのだが、目に見えない世界の不思議に興味を持ちました。例えばある人のことを考えたら偶然にもその人から電話がかかって来た。仕事などで打ち合わせをする前に結論が見えてしまう。そんな経験は誰にでもあると思う。また人は死んでも、あの世の世界があるかも知れない。

 科学は進歩発展している様でもまだまだ入り口と言われる。特に医療の世界は期待が持てる。がん細胞に関しては将来は完全に撲滅出来ると思います。

 

「自分軸」

人間の状況対応力はとても幅広いと思う。苦しい状況ではそれに耐える力は強力にある。又お金を沢山使える時は自然と緩んで贅沢になる。人との付き合いも同じで、偉くなるとそれなりに横柄になり、新入社員はそれなりに耐える。それでは本当の自分の軸は何処なんだろうか。その軸をしっかり決めるのにはどうしたら良いのか。「色即是空・空即是色」この宗教語 は、世の中の色(出来事)を空(カラ)にして考える訳だけれど、私は自分の方を空(ソラ・天)に一度置いて考えそこから色を冷静に考え、自分の軸場合を設 定すると考えた。自分軸が自分のポリシーでブレなければ迷いがなく、ストレスも無い生活が出来るのでは無いだろうか。自分軸の設定は人それぞれたが、これが要だ。

「要」

自分軸を自分の生き方に照らし合わせる場合、それが他人とって良いか悪いかもある。うまい話の詐欺に騙され虎の子の大金を無くす人がいます。自分軸の設定が出来ていなくて金銭欲で軸がブレてしまった結果です。相手はお金儲けが自分軸の中心で、人に迷惑を掛けない方向への自分軸が無い人なのだろう。それを考えると、一人の人間に複数の自分軸が有るわけで、その分布と、それを意識しているかどうかが全てが決まる。例えば人生軸の要を「優しさ」に決めた場合、これによって正しいとは言い切れない。ある時は優しさが、知らず知らずに相手はを傷付ける事もある。 

祈る」

人の一生には良い事・悪い事、良い時期悪い時期色々有るが、どんな人でもトータルをplus minusすると殆ど一緒だとも言われています。

自分の事を考えると、子供の頃から恵まれて、幸せに送って来たと思う。身体も丈夫で、入院した事も一度も無かった。ここに来て一度に入院・手術を体験した。多分これからも一生分のバランスを取るようになるのだろう。

それはリーズナブルなのだけど、どうも納得できない事がある。熊本の震災だ。あれだけの 人数があんな目に遭ったのはバランスとは思えない。更にこれからも長期間の苦労を強いられる。今迄も苦労されてきた高齢者も多いだろう。ある時期から早く プラスのバランスに転換する事を祈るばかりだ。 

「余命」

 あと何年と言われたら、好きな事をして、食べたいもの食べて、行きたい所へ旅をしてゆったり過ごす。普通はこんな事を考えると思われるだろう。

しかし殆どの人が、残された時間で何が出来るだろう、自分の存在をどう残せるだろう、そんな事を考える。何故時間を宣告されないと、時間の使い方に真剣になれないのだろうか。 

えん罪死刑判決

不謹慎かも知れないが、癌宣告はえん罪死刑判決かもしれない。

この場合は判決がひっくり返り釈放がよくあり期待出来るが、6ヶ月から〜1年後の即執行死行刑判決もかるからもっと深刻かも知れない。

5年の刑期執行猶予もこちらは自分に落ち度が無くても突如収監される事がありこれも精神的に深刻だ。

何でもこんな事を考えたかと言うと、それぞれの心の在り方がどうかを知りたかった。

死刑囚は報道なとでは、多くが罪を悔い改め、被害者に手紙などで謝罪したり、手記を残したりする。

ガン宣告の場合も残された時間を、本当の自分の存在を表現したり、人への愛や感謝を素直に残す事を考える。

やはり同じ心境なになる共通点がある。

 




母の介護の時に、肺炎で緊急入院し直ぐに血液検査で身体の状態をチェックし、データを見た医師が100歳にしては何処もシッカリしていると言っていました。その言葉は遺伝子を引き継いでいるであろう私はしっかり覚えていて、今回の事でも何か癌細胞に勝てる様な気がしている。