2017年8月~11月第3ラウンド

第3ラウンドが始まりました。2017年7月26日の診断で転移肝臓がんの再発と肺への転移が認められ、更には所見では気にしていた左胸の乳がんも否定はできないとの結果が出ました。体内にがん細胞がばら撒かれていることは分かっていましたが、口経抗がん剤TS-1を飲んでいたにも拘らず転移・再発したのは予想外でした。

私がこの闘病日記を書くようになったのは、2015年にガン告知を受けてからだ。目的は何となくもう一人の自分に伝えるような気持ちで始めました。その後ガン関係の本やホームページをむさぼり読むようになり、同じ状況にある人やこれから同じ経験をするであろう人たちに「自分のケースも参考になれば良い」という気持ちもこれを書く動機に加わわりました。従って病気や体調が中心で、それに伴う自分の気持ちや周りの状況が中心の文章になっています。他の人との関わりなどはあまり取り上げていません。(普通のブログとは違うところです)

 告知からの経過は(HOME)から各期間項目をご覧ください。

11月29

8昨日のCTの結果は8月からの抗がん剤治療(ゼローダ・オキサリプラチン・アバスチンなど)はあまり効果がなかったようでした。したがってまた別の抗がん剤コースに変えることになりました。今までは担当医任せでしたが今度は科学治療法専門の先生と相談して薬を決めます。 

がんの状況は初期、再発期、中期、末期と進行しますが、私は今、再発期から中期に移る所にいるのでしょうか。多分再発した肝臓がんはとても手術が難しい所にあり、胆管にも転移の可能性も否定できない状況で、抗がん剤で縮小したりするなどの結果が出なければ手術は無理なようです。手術が出来ても胆管や血管なども切除しなければならず手術のリスクと合併症や後遺症の事を考えると年齢や肝機能の数値も含め?です。医者もそう思っているのでしょう。したがって延命的な治療に移る時期にきているようです。

 

11月26

今日はTV出演の録画収録をしてきました。千葉TVの制作会社から依頼があったもので、昭和のヒット曲を懐かしむ音楽番組です。私が制作を担当した「どうぞこのまま」という曲を歌った歌手と一緒に思い出話と共に懐かしみました。放送は来年の2月ですが番組の都合上撮りダメをするのでしょう。副作用で脱毛などなかったので良かったです。

 

11月24

最近「日本統一」という任侠のドラマをよく観る。昔から嫌いな方ではないが、たまたま最近のシリーズを観たら何となく後を引き何作か観てしまった。前にも書いたが出でて来る人の区別が難しい。普通のドラマでも難しいのにこのシリーズは出てくる人がみな同じコンセプトでメイクされている。パターンは髭が生えている、太って丸い顔をしている、すらっとしてヤサ男などパターンはあるがとりあえず怖い顔をしているのは共通だ。更に〇〇会、〇〇連合、〇〇組など沢山出てくるが、この人は〇〇組だったかな?悪い方かな?いい方かな?・・と言ってもみんな悪そうだかが・・・。考えてみるとぐたぐたした毎日を送っていると、白黒はっきりしたシャキッとしている世界に惹かれるのかもしれない。お互い命がけの生活を送っているからか。笑

 11月21

今日はCTの日でした。スキャンするときには造影剤を注射してやりますが、いつもは腕からの注射でやっていましたが、今日は胸に手術で埋め込んであるポートから入れました。やはりこの方が血管を探すのに何度も針を刺されないこと痛さも少し少ないので助かります。造影剤が入ると体中が暖かくなります。血管が体中に流れていてすぐに体全体に影響するのが分かり体の神秘性を感じます。結果は28日になります。

 

11月20

明日は久しぶりのCTスキャンです。7日の潰瘍マーカーは少し下がっていたが、その日の抗がん剤投与中にアレルギーが発症したので途中で中断したので今回はどうなっているか・・。抗がん剤で抑えられているがんは投与を止めると急に大きくなるそうだ。

 

28日の結果診断は分岐点になると思う。肝臓切除手術をするか、抗がん剤を続けるか、その場合はどんな薬にするかなどが決まる。

 

11月12

最近映画や外国ドラマを見ていて色々な人物が出てくると、顔の区別や役柄が分からなかったりする。子供の頃の映画や最近でも水戸黄門などは悪役や良い人がはっきり分かるが、最近の物はストーリーが複雑たったり若い人の顔がよく似ていたり、特に外国ドラマや韓国ものなどは顔が覚えられない。

 

それとは関係ないだろうが、ガン関係のホームPなどでケモブレインという言葉が話題になっている。これは抗がん剤の副作用の一つで今まではあまり出てこなかったが、記憶力や理解力が悪くなる可能性があるらしい。確かに手や足の末梢神経に障害がおこるので脳の神経に影響が出てもおかしくない。

11月9

ミサイルが本当に日本の何処かに落ちる可能性があります。まず米軍基地、原発、最悪東京を筆頭に大都市などです。何処に落ち誰が犠牲になるかは分からず、それぞれ確率論でしか推定できません。それでも何となく自分は大丈夫だと思っています。何かに似てると思いませんか。癌は2人にひとりが罹患し、3人にひとりが死に至ります。でも取り敢えずミサイルの方が怖いと感じるのでしょうね。

7日の検診で、がんは取っても取っても出てきますね。そのうちに抗がん剤に耐性が出来て効かなくなってしまうのでは・・・などと話をしていて、余命は何年くらいですかと軽く聞きました。答えは「もう過ぎてますよ」と笑いながら言われました。結局最初の発覚時大腸がんが肝臓と肺に転移している時点でステージⅣで余命1年半位だったのではないでしょうか。そう考えると2年たちましたから確かに過ぎていますね。笑

11月8

昨日採血検査と診察、抗がん剤投与に行ってきましたのでご報告です。天気は良かったのですが、何か朝から良くない予感が・・・。  7時半の地下鉄は超満員ですが始発なので2台ほど並んで見過ごし着席できました。

採血場で順番待ちの時にあの人が上手そうだな・・・この人は新人だな・・・????など物色して30分ほど待つ。見事予想はずれでベテランでなく、また右手、左手計2回トライしたがダメでベテランに変わって成功。針は計三回刺される。

次の検診医が10時予定でしたが、1145分まで待たされる。幸いマーカーは下がっていました。

  いよいよ投与になり昼食のサンドイッチを食べながら余裕でいたが、3袋目の点滴が始まって40分程してアクシデント。手の掌がかゆくなり搔くと赤くなった。マスクをしていた所や首が赤くなり看護師を呼ぶ。

アレルギーみたいですと投与を中止、血圧を測ると170.あった。

バタバタと証拠写真などを取られアレルギー止めを投与、先生の再検診の結果28日のCTをみて方針を決めましょうとの結論だ。

次から点滴をする場合は入院してもらうことになりますとの事。3週間に一度3~4日のン入院になります。)

11月6

病は気からと言いますが、がんはそれを一番証明しているようです。ある学者が癌患者を何10人んか集め、定期的にお笑いを聞かせるグループとそれ以外を分けて、進行状態などの統計を取るとやはり笑いに接している方が癌の進行を遅らせるそうです。(もちろん個人個人の病状や治療状態も違うので正確なでーてとは言えないが、傾向としてのレベルだと思いますが。)それにしてもストレスが良くないことだけは間違いないでしょう。

最近TVの「キングオブコント」という番組で<にゃんこスター>という2人組のコントが面白くはまっています。

https://youtu.be/sLRxA3qVNCs

11月2日

もう11月になってしまった。告知されたのが2年前の11月だった。最初から肝臓転移のステージⅣ大腸がんだったのでほとんど完治は考えられず「何年もつかな~」と思っていたのだが、大腸、肝臓のガンが切除出来た時はもしやとの期待もあった。しかしがんは手ごわかった。その頃は分からなかったが、がんは蜂と同じで女王バチがいてそのほかの一般がん細胞があるようだ。別の言い方では親分がいて子分たちがいる。表面に出てくるガン細胞たちはいくらたたいても親分のがん幹細胞は見えないところにしっかり隠れていて時期を見てまた子分を育てて悪さをする。最近はこのがん幹細胞をいかにしてたたくかが大きな課題になっているようだ。幸運にも手術でこれが切除出来た人は再発の確立がなく根治するそうだ。(あくまでもこれはまだ仮説で学実的に証明されているものではない。)

10月30日

 

私が最初にAIという言葉に触れたのは将棋ゲームのソフトでした。今は自動運転や医療分野などでこれからの生活のメインテーマになってきました。丁度将棋の7タイトル独占した話題の棋士羽生義治の「人工知能の核心」が本の紹介発見し早速読んでみました。目次を見ただけで興味をそそられる話題ばかりでした。もちろん将棋の世界に止まらず未来の世の中でAIがどんなポジションになるかが書かれています。

 

ビッグデータ集積から諸々の結果をはじき出し活用していく作業の原点は将棋などのゲームが出発点になっているようです。例えば将棋はゲームが出来てからの膨大な対棋譜付をすべて吸収し、それにより次の1手を決めるのはとても人間ではできないことです。余談ですが勝ち負けのある将棋は良いのですが引き分けのあるチェスは千日手のように同じ選択をいつまでもリピートで繰り返してしまうような事もあり得意ではないそうです。

 

人工知能の研究は3つのアプローチがあるようで。1、は「オラクル型」これは検索エンジンのようにこちらで発した問いに答えてくれるシンプルなもの。2、は「ジニー型」と言って指定されたタスクを実行することを目的とするもの。例えば将棋に勝つというタスクに答えてくれるもの。3、が「ソブリン型」これからの課題である人工知能が自ら意思を持ち機械的に作業をするのがこれです。

 

以上のような基本的な専門的な事から日常の話題までとても読みやすく面白い本でした。

10月27日

癌になる前から風邪はあまりひかなかったがここに来て風邪のようだ。抗がん剤による白血球の数値は下がっていないのだが、薬による免疫の低下はあるのだろう。やはり外出時のマスクや生もの食材は気にしなくてはいけないようだ。

10月24 日

杖を突いてしんどそうに歩いていると周りの皆さんの優しさを感じる。感謝!

自分自身は手足の副作用だけが問題でその他は何も変わらないのだが、客観的には十分に病人の老人なのだろう。日本人の弱者へのやさしさは国民性を含め素晴らしさを感じる。外国人がよくTVなどのコメントで日本人の親切さややさしさを上げているのも分るような気がする。(外国ではどうなのかはわからないのだが)

 

昨年のどこかで「色即是空」の事を書いたと思うが、改めてこの言葉を自分なりに考えると色(日常の出来事)は空(エンプティ)とすると、あえて空を(クラウド)と解釈し、雲の上の座布団に座って色を見ている。(上から目線の意味でなく)

「空即是色」したがって日常の生活は冷静に感謝や思いやりをもって冷静に対処する。こんな心境になれたらいいと思う。時間があると色々考えてしまう。

10月21日

「来てます、来てます」ミスター・マリックのセリフでは有りません。 

17日の4回目の抗がん剤投与でお約束の副作用が出て来ました。手足の指と口の中が冷たいもので痛かったり、刺激を感じるようになりだしました。手足の指周りが茶色に色づいて来ました。

 足の痺れは麻痺に近い状態で足首から下は自分のものでない感じです。

 オキサリプラチンとゼローダの副作用がダブルで出ているようです。

10月19 日

「わたしを離さないで」の話をしましたが、ノーベル賞作家の作品と思って観たせいか深い所まで考えさせられました。芸術や芸能でも観る側、聞く側の意識や理解度によってその価値が決められると思った。

若い頃観た映画も年を取って観ると新しい発見や感動を感じたりする。

意味を理解しないで楽しんでいたボブ・ディランか文学賞を受賞し、改めてメッセージの詳細を理解すると別の作品価値を理解したりする。何でもそうだが「物の価値は自分にある」お金でもそうですね。大きな丸い石は私には何の価値もありません。

10月18日

昨日は採血・検診・抗がん剤投与で病院だった。

治療の経過は、マーカー数値が下がっているので抗がん剤は効いているようだ。11月21日にCTを撮り、28日の診察で結果を見つつその後の方針を決めます。

今日キレているおばさんを2人も見ました。最初は検診の受付前の待合ロビーで待機中の事でした。受付カウンターで「〜コンピュータばかり見てて私はどうすればいいのょ〜」こんな風な罵声が聞こえて来ました。理由や経過は分かりませんが明らかにおばさんがキレていました。

2人目は帰りの地下鉄で、途中の駅から乗ってきたおばさんが「〜全く外人トランクは邪魔なんだから〜」「〜☆*#〆☆〜」訳の分からない事を独り文句を大きな声で叫んでいました。少し普通では有りません。

1日で2人だし普段でも時々見かけます。これは世の中に不満が渦巻いている結果だと思います。

誰が何をしたら世の中円満になるのでしょうか。

政治・マスコミ・芸能・芸術・アニメ・企業ポリシー・教育など全ての部分で時間をかけてやって行かないと解決出来ないのでしょう。

しかし一人ひとりの集合体が世の中です。意思表示は選挙も重要なチャンスです。

 

10月13日

自分ファーストな党首率いる自分ファーストな候補者の中から本物を選ぶのは至難の技だ。

戦争に敗れた事実と、戦争になった原因や戦争になった時の政治家や軍のリーダーの頭の中を考えると、人間は変われない性(サガ)を持っていて歴史を繰り返していくのだと思ってしまう。人間は生き物で一番知恵を与えられているのだが、それも知れたものだ。

知恵で作り上げた国際的縛りも国内の縛りもエゴの為にガラガラと崩れていく。

 一般の人々は一握りのエゴの犠牲になり生活をしなければならない。

 

10月7日

ノーベル賞作家カズオ・イシグロが話題なので早速Amazonで検索したが本はほとんどが品切れでした。そこでTBSのドラマになった「わたしから離れないで」を U-NEXTTBSデマンドで見始めたが1話目から胸が苦しくなるようだった。テーマは臓器移植で提供するのを目的の子供たちが施設に隔離されて教育を受ける所から始まる。本来は綾瀬はるかが主演だが、子供時代を演じる子供たちがとても名演技だ。テーマや表現がとても胸に迫り、今の時代を改めて考えさせられる作品だ。

 

10月6 日

抗がん剤の副作用は一般的に大変とかきついという漠然としたイメージだけが認識されているが、これは本人も医者でさえも個人個人の状況はわからないと思う。病状・薬・個人の遺伝子的なものなどによって千差万別みんな違うからだ。私の例でいえば4種類の薬を並行して投与している。それぞれの薬に可能性がある副作用があって上記の条件によってどう出るかわからない。例えばその中の一つ「アバスチン」と言う薬の副作用を専門的なサイト(医療用医薬品情報イーファーマ)の情報を転記してみます。

 

アバスチン点滴静注用400mg/16mLの副作用

 

·          1.重大な副作用

 

o    1)ショック、アナフィラキシー(1.8%):ショック、アナフィラキシー・infusion reaction(蕁麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、咽頭浮腫等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合は、投与を中止し、適切な処置を行う。

 

o    2)消化管穿孔(0.9%):消化管穿孔が現れることがあり、死亡に至る例が報告されているので、消化管穿孔と診断された場合は、本剤の投与を中止し、適切な処置を行う(重篤な消化管穿孔が再発する恐れがあるので、本剤を再投与しない)。

 

o    3)瘻孔(0.3%):消化管瘻(腸管皮膚瘻、腸管瘻、気管食道瘻等)又は消化管以外の瘻孔(気管支胸膜瘻、泌尿生殖器瘻、胆管瘻等)が現れることがあり、死亡に至る例が報告されているので、瘻孔が認められた場合は本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。また、気管食道瘻又は重度瘻孔が現れた患者では、本剤を再投与しない。子宮頚癌を対象とした海外臨床試験では、消化管膣瘻(直腸膣瘻等)(8.3%)、消化管瘻(直腸瘻)(0.5%)、消化管以外の瘻(膀胱膣瘻等)(1.8%)が認められており、また発現例の多くは、骨盤部への放射線治療歴のある患者であったことが報告されている。

 

o    4)創傷治癒遅延:創傷治癒に影響を及ぼす可能性が考えられ、創傷治癒遅延による創し開(0.5%)及び術後出血(0.4%)等の合併症が現れることがあるので、創傷治癒遅延による合併症が現れた場合は、創傷が治癒するまで本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。

 

o    5)出血(19.4%):腫瘍関連出血を含む、消化管出血(吐血、下血)(2.0%)、肺出血(血痰・喀血)(1.2%)、脳出血(0.1%)等が現れることがあり、また、鼻出血(15.3%)、歯肉出血(1.4%)、膣出血(0.1%未満)等の粘膜出血が現れることがある。重度の出血においては死亡に至る例が報告されているため、肺出血(喀血)又は重度出血が現れた場合は、本剤の投与を中止し、適切な処置を行う(また、このような出血が現れた患者では、重度出血が再発する恐れがあるので、本剤を再投与しない)。

 

o    6)血栓塞栓症:脳血管発作(頻度不明)、一過性脳虚血発作(0.1%)、心筋梗塞(0.1%未満)、狭心症(0.1%)、脳虚血(頻度不明)、脳梗塞(0.2%)等の動脈血栓塞栓症、及び深部静脈血栓症(0.2%)、肺塞栓症(0.1%)等の静脈血栓塞栓症が現れることがあり、死亡に至る例が報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。また、動脈血栓塞栓症が現れた患者では、再発時に死亡に至る可能性もあるので、本剤を再投与しない。

 

o    7)高血圧性脳症(頻度不明)、高血圧性クリーゼ(頻度不明):コントロール不能の高血圧、高血圧性脳症、高血圧性クリーゼが現れた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行う(また、高血圧性脳症再発、高血圧性クリーゼ再発する恐れがあるので、このような患者には本剤を再投与しない)。

 

o    8)可逆性後白質脳症症候群(0.1%未満):可逆性後白質脳症症候群(症状:痙攣発作、頭痛、精神状態変化、視覚障害、皮質盲等)が現れることがあり、高血圧を伴う例と伴わない例が報告されているので、観察を十分に行い、可逆性後白質脳症症候群が疑われた場合は、本剤の投与を中止し、血圧のコントロール、抗痙攣薬の投与等の適切な処置を行う。

 

o    9)ネフローゼ症候群(0.1%未満):ネフローゼ症候群が現れることがあるので、観察を十分に行い、高度の蛋白尿等の異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。

 

o      10)骨髄抑制:他の抗悪性腫瘍剤との併用において汎血球減少症(0.1%未満)、好中球減少(24.7%)、白血球減少(24.5%)、貧血(8.8%)、血小板減少(10.4%)が現れることがあるので、定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う(なお、臨床試験で他の抗悪性腫瘍剤に本剤を併用した群において、併用していない群と比較して、高度好中球減少症、発熱性好中球減少症の発現頻度が高まることが報告されている)。

 

o      11)感染症(10.0%):好中球減少の有無にかかわらず肺炎(0.6%)、敗血症(0.2%)、壊死性筋膜炎(頻度不明)等の感染症が現れ、死亡に至る例が報告されている(なお、壊死性筋膜炎については、創傷治癒遅延、消化管穿孔、瘻孔に続発した例が報告されている)。本剤投与後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。

 

o      12)うっ血性心不全(0.1%未満):うっ血性心不全が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。乳癌を対象とした海外臨床試験では、グレード3以上の左室機能不全が2.2%の頻度で認められており、また発現例の多くは、アントラサイクリン系薬剤投与歴、左胸壁への放射線治療歴等のある患者であったことが報告されている。

 

o      13)間質性肺炎(0.4%):間質性肺炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

 

o      14)血栓性微小血管症(頻度不明):血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群等の血栓性微小血管症が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、破砕赤血球を伴う貧血、血小板減少、腎機能障害等が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。

 

·          2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、症状にあわせて適切な処置を行う。

 

o    1)精神神経系:(5%以上)神経毒性(末梢性感覚ニューロパシー、末梢性運動ニューロパシー、感覚神経障害等)(15.9%)、(15%未満)味覚異常、頭痛、不眠症、浮動性眩暈、(1%未満)神経痛、体位性眩暈、不安、嗅覚錯誤、失神、痙攣、傾眠、構語障害。

 

o    2)消化器:(5%以上)食欲減退(14.8%)、悪心(14.2%)、口内炎(11.8%)、下痢、嘔吐、便秘、(頻度不明)胃腸障害、(15%未満)腹痛、歯肉炎、口唇炎、胃不快感、(1%未満)歯周病、消化不良、胃炎、消化管潰瘍、歯痛、痔核、腸炎、歯肉痛、う歯、逆流性食道炎、腸閉塞、胃腸炎、舌炎、肛門周囲痛、歯の脱落。

 

o    3)泌尿器:(5%以上)尿蛋白陽性(10.4%)、(15%未満)尿中血陽性、(1%未満)BUN増加、血中クレアチニン増加。

 

o    4)肝臓:(5%以上)肝機能異常(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ-GTP増加、LDH増加等)、(15%未満)血中ビリルビン増加。

 

o    5)血液・凝固:(15%未満)リンパ球数減少、フィブリンDダイマー増加、(1%未満)INR増加、フィブリノゲン増加、白血球数増加、APTT延長、好中球数増加、プロトロンビン時間延長。

 

o    6)心・血管系:(5%以上)高血圧(18.0%)、(頻度不明)上室性頻脈、(1%未満)動悸、洞性頻脈。

 

o    7)皮膚:(5%以上)脱毛症(10.9%)、発疹、(頻度不明)皮膚変色、剥脱性皮膚炎、(15%未満)皮膚色素沈着、爪障害、手足症候群、皮膚そう痒症、(1%未満)紅斑、蕁麻疹、皮膚乾燥、皮膚剥脱、皮膚炎、爪囲炎、爪色素沈着、皮膚過角化。

 

o    8)筋・骨格:(5%以上)関節痛、(15%未満)筋痛、背部痛、(1%未満)四肢痛、筋骨格硬直、筋骨格痛(肩部痛、殿部痛等)、筋力低下、側腹部痛。

 

o    9)呼吸器:(頻度不明)肺高血圧症、(15%未満)しゃっくり、発声障害、咽頭喉頭痛、鼻漏、(1%未満)咳嗽、呼吸困難、鼻炎、気管支炎、低酸素症。

 

o      10)眼:(頻度不明)眼障害、(1%未満)結膜炎、流涙増加、霧視。

 

o      11)代謝:(15%未満)血中コレステロール増加、血中アルブミン減少、(1%未満)血中ナトリウム減少、血中リン減少、血中尿酸増加、高カリウム血症、総蛋白減少、高脂血症、血中カルシウム減少、尿中ブドウ糖陽性、高カルシウム血症、血中クロル減少、高血糖、高マグネシウム血症、血中ナトリウム増加、低マグネシウム血症、低カリウム血症。

 

o      12)その他:(5%以上)疲労感・倦怠感(15.5%)、発熱、(頻度不明)蜂巣炎、鼻中隔穿孔、卵巣機能不全(無月経等)、骨盤痛、(15%未満)上気道感染(鼻咽頭炎等)、体重減少、Al-P上昇、末梢性浮腫、潮紅、CRP上昇、注射部位反応(注射部位疼痛等)、(1%未満)膀胱炎、無力症、ほてり、体重増加、胸痛、胸部不快感、膿瘍、脱水、耳鳴、カテーテル関連合併症(カテーテル関連感染、カテーテル関連炎症等)、口腔ヘルペス、回転性眩暈、毛包炎、顔面浮腫、熱感、静脈炎、帯状疱疹、感染性腸炎、不規則月経、耳不快感、疼痛、尿路感染。

10月5 日

抗がん剤について昨年の状況から予測を立てようと思い昨年の同時期記録を読み返してみた。

 

投与から2ヶ月目 2016322

 

この数日口内が相当ダメージを受けている。夜目が覚めると口内が乾燥し、舌が痛い。食事はいつものように熱いものや冷たすぎるものはダメで、塩辛いものもいつもの倍以上刺激があるので、みそ汁は味噌を三分の一くらいにして冷ましてから飲む。生姜や唐辛子の辛さはいつもなら感じないくらい入っていても刺激が強くて食べられない。味は何を食べても殆どなし。したがって食欲もない。

 

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体全体の皮膚がカサカサでゾウの皮膚みたいだ。しかも痩せて皮膚がたるんでいる感じで年なりの老人風で情けない。

 

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昼食が殆ど取れなかったので、夕方帰宅後直ぐ食事にした。しかし口に入る物全てが滲みたり痛かったりで食べられない。何時もはなんでも無い豆乳迄が滲みる。不思議だなと考えて分かった。身体が冷えると口内炎迄影響が出るのだ。いつもこれは辛くてダメとか、トマトは滲みるのにパイナップルは何でも無い〜、こんな感じで区別していたが、結局食材や味付けの問題でなくて、その日の私の体調のせい だったのだ。

 

投与から3ヶ月目  417

 

明日がまた抗ガン剤投与の日だ。1月からだから4か月になるが、味を感じない食事、殆どカサカサな全身、何時もどこかが痛い指先、こんな毎日がいつまで続くのか。新聞やTVで見ると、もっとヒドイ方々がいるのになにを贅沢な、と思いつつ。陽子線治療や免疫治療法の話題に自分を当てはめて考える。高額料金や副作用、今の段階の自分には当てはまらないな〜。

 

5月8日

 

昨日あたりから指先のしびれと口内の潰瘍?荒れ?がひどい。その日によって同じものを食べても極端にしみる場合とそうでもない日がある。灰汁のある果物や野菜はてきめんだ。トマトやパイナップルなどがとてもしみて食べられない。手先はしびれと同時に乾燥のせいかひび割れができる。これが思ったより痛い。ボタンが留められなくて苦労している。

 

投与から4ヶ月目 527

 

抗ガン剤の副作用は投与してから経過時期によって変わる。ます投与している最中から声が枯れる。これは投与が終わる次の日位には治ってしまう。また食べ物を口にすると耳の中(唾液の線)が痛い。元々続いている口内の麻痺的なものや炎症は変わらない。

 

ここの所の3日ほどは手足先の痺れが強い。特に寒い日はてきめんだ。水の手洗いや冷蔵庫からの物の出し入れが素手で出来ない。料理も手袋をはめてなのでつい億劫になる。

10月3日

今回の抗がん剤について、昨年1月からのメニューとの違いの詳細を書いてみよう。

昨年1月~7月に使用した抗がん剤はふぉるフォックスというセットで、オキサリプラチン(プラチナ系+レボホリナート+5-FU)と分子標的薬としてのパニツブマブの4種類を点滴投与した。2週間に1回のローテーションで半年続けた。

今回は5-FUがゼローダという飲み薬に変わった事と分子標的薬がアバスチンに変わった。ローテーションは3週間ローテーションで飲み薬は最初の2週間で1週間のお休みだ。

自宅への点滴持ち帰り(5-FU)が無くなって楽になった。

10月1日

昨日は中学時代のクラス会が家の近所であり、2年ぶりで参加しました。男性8名女性5名系13名が参加した。各自の近況発表で驚いたのはがんに関わっている人が半数居たことだ。真っ只中が私ともう一人で、2か月前に肺がんが見つかり転移もあり抗がん剤治療中。ご主人、奥様が療養中や自分が過去にがんを経験した方が半数を超えていました。年齢の事もありますが、まさに2人に一人がガンになる・・・は本当だと実感しました。

9月26日

今日は診察・抗がん剤投与日です。朝7時頃家を出てラッシュの中約1時間で病院到着。先ず採血広い採血場はもう満員です。

 

A.B.C各コーナーに採血担当医が計15人位並んで番号表示の順に採血して行きます。30分待ちで順番が来ました。待っている間はどの方が担当になるかを見守りながらはらはらしながら待ちます。今回はうまい方で1回で血管をとらえ終了しました。尾の後は別フロアーの診察コーナーで採血の結果待ちをし約1時間後に診察。特に異常無く別棟の化学療法室で問診の後点滴フロアーで10時半頃点滴開始になります。

 

 

 

 

今回の点滴も昨年胸に埋め込んだオートと言われる小さな針山のようなものに針を刺しての点滴になります。

薬的にはまず飲み薬の(吐き気止め)カプセルを30分ほど前に飲んで点滴薬が調合できるのを待ちます。この調合は当日の体重や体調によって調合されます。

点滴薬は3種類ほどで2時間かかるものを中心に3種類が投与されます。丁度お昼にかかるのでディクライニングチェアーで投与しながらのおにぎりなどで済ませました。2時頃には投与を終えることが出来ました。

9月24日

 前にも書いたが、食べ物に気を配ることが必要なのだがインターネットを調べるとよいもの悪いものが色々あって選別をするのが難しい。例えば糖質はガンが好むものでがん細胞を元気つけてしまう、動物の肉によるたんぱくタンパク質や乳製品は良くないなど様々な情報が手に入る。また気が付いたことだが、人間の体には本能的に悪いものを感じて好みを変えていくような機能がある。例えば甘いものが好きな人でも自分の体に悪いと情報を脳に送るとまり食べたくなくなる気がする。私もお酒が好きでしたが、よくないと思ってからはそんなに飲みたいと思わない。更に色々なドリンクでも体に良くないものを飲むとなんか違和感を感じたりする。人間に体の機能はとてもよくできていると思う。

 

9月22日

メキシコの地震のニュースでビルがそのまま崩れる様は自然の恐ろしさを改めて感じさせる。地震・洪水・津波など自然災害はどうしようもなく、受け入れなければならない。人間にとっては内からの病気もこれまた受け入れなければならない。更に予期せぬ事故などの危険もある。そんなにもも弱い人間なのに、更にお互い殺しあうなんていかに愚かな事だろう。神様はなんと不完全な生き物を作ったのだろう。これが大きな意味での理にかなった事だとは考えたくない。

 

9月21日

日墓参りに行ってきました。千歳烏山から少し歩いたところにお寺が集まっている寺町通りがあって道の両側に殆どお寺が連なっている。普段あまり歩かないので、バスもあるが体にも良いので15分ほど歩いた。ガン治療に必要なのは食事に気を配る事と適度に運動すること、ストレスのない精神的にリラックスする事と言われている。

 

9月17日

お金があったり立場が高く権力があると、自分が選ばれた特別な人間だと勘違いしやすい。逆に身体的障害や社会的立場、学歴などで最初から自分の価値を低く考えてしまう人もいる。

しかし例えば癌になる確率はそれらと関係なく2人にひとりで条件は平等だ。生活環境の悪さで%は多少変わることはあっても、基本的にはフリーターも政治家もサラリーマンも社長も同じ可能性を持っている。

もともと人はみな死ぬので、何歳かや原因などは神のみぞ知る。高所から見れば人間みな同じ条件や境遇で、人生自分以外の力で決められて行くものだと考えればいい。

 

9月14日

最近食欲が今一つない。消化器系等の粘膜が副作用でやられているせいかもしれない。食事療法で白米を避けて玄米を・・とか炭水化物を極力減らして・・乳腺品や肉類はは控えて・・など前は大分気を使ったのでが結局再発、転移してしまったので最近はそれほど気を使わくなってしまった。

9月12日

昨日学生時代のバンドのメンバーから、一年後輩の仲間が肝臓ガンで亡くなったことを知らされた。だいぶ前から癌になった事は聞いていたが詳細は知らなかった。多分肝臓発の肝臓細胞がんで私の転移肝臓ガンとは違うのだろうが、手術が出来なかったのだろうか等と考えてしまいす。丁度私が再発・転移がわかった頃で、メンバーのやさしさで私に気を使い伝えるのを躊躇していたようでした。それにしても身近な人がガンでなくなるのは残念で悔しい。合掌!!

   9月10日

 日常生活の便利さや自由な時間は考えることや何かをやる意欲を奪ってしまうのではないかと思うことがある。自分の事で言うと、時間がいっぱいあると先ずやりたいことを優先してしまう。やらなければならないことが後回しになる。同じようにものを考えることも後回しになる。

最近は掃除や料理も便利にやってくれるものが発達して、自分で体や頭を使わなくなってしまってはいないだろうか

9月8日

そろそろ副作用が出てきた。朝の冷たい水が手に刺さる冷蔵庫のものを取り出すのが指に刺激的だ。そのほかは朝など最初にものを食べる時に両耳の下が声が出るほど痛い。

 

不満と我慢

 

先日孫が上京し数日を過ごしたのだが、子供は自分ファーストで相手をするのに疲れました。

しかし最近の出来事を振り返ると、今の時代「自分ファースト」という言葉が似あう事が多い。自分が不満なものは文句を言い我慢をする事をしない。親子・夫婦から始まり他人との付き合いもそうだ。行きつく所国会議員まで自分と反対の意見を言う人を「あんな人達」にしてしまう。学校のいじめ、会社のパワハラまで不満と我慢のバランスの崩れからきているのではないか。

 

国のレベルでも相手国に対しての不満ばかり言ってまとめようとする感じが見えない。水面下ではやっているのだろうが。今の常識では我慢をすると損なのでしょうか。ボクシングではないので国同士の殴り合いは戦争を意味する。

 

9月6日

昨日抗がん剤投与をしてきましたが、特に直後の副作用などはなかった。薬剤師の方とゆっくり話が出来ました。お地番気になっている手足の副作用の事を色々聞きましたが結論はやってみないと分からないとのことでした。蓄積される抗がん剤オキサリプラチンが手足のシビレ、麻痺の原因ですが1年たっても治らないのにこれからまた溜まっていきます。最悪とこまで行きますかと質問したら、歩けなくなるまでとの答え。抗がん剤をしないと死ぬわけで、死ぬと歩けないので・・・。ギリギリのところで様子を見て相談してくださいとの事でした。

9月4

平凡な毎日で、涼しいな・・と思っているうちに9月4日になってしまった。記事を書かない時は体調がいい時のようだ。明日は2回目(2クール目)の抗がん剤投与日で朝から病院だ。大腸切除の後の抗がん剤は最後の薬を携帯ポンプで胸に点滴を刺したままでの退院でしたが、今回は最後の薬は錠剤になったので1日で終わり、携帯なしで家での処理もなく簡単だ。

8月30日

 キャッチ ユア ラスト チャンス!

こんな言葉(コピー)が頭をよぎりました。このユアはあなたの意味でもあり、私という意味でもあります。このチャンスは宝くじが当たるとか病気が治る事でもありません。自分が何かできるチャンスを見逃すなという事です。高校野球で9回のバッターボックスに入る選手や、ボクシングの12ラウンドのファイトに向かうボクサーへかける言葉のようなものです。「今までの時間は、今のためにある」こんな意味になります。

8月29日

ぎりぎり朝のラッシュを避けた時間に家を出て9時半頃には採血が始まった。病院の地下にある採血場は、15人程の採血医が正面カウンターに並んで番号順に指定された先生に採血して貰う。ここの先生は採血専門なのでベテランで安心感がある。しかし今日は何時もと違って先ず左手に針を刺したが血管を捉えられない。「右手でしましょう」しかしこれもダメ「すみません人が変わります。」こんな事は採血場では初めてだ。次の方は一発で採血出来た。入院中の病室でも同じような事があり、その時は「ちょっとお待ち下さいプロを読んで来ますから〜」と言われ言葉を失った事があった。

血液的には肝機能が何時ものように少し問題がある程度で、腫瘍マーカーは今回は検査項目になかった。9月5日の抗がん剤投与前の採血結果を待とう。

8月28日

明日は退院後初めての検診だ。抗がん剤を始めて2週間ではまだ効くわけはないが、血液検査の結果の腫瘍マーカー数値が上がるのがのが抑えられているかが知りたい。あとは白血球や血小板の数値が下がっていないかを確認したい。それと肝機能への影響などを調べる。

8月27日

今回の抗がん剤の副作用は幸い現時点ではほとんど出ていないが、インターネット情報では2クール目からはじまつた人の報告もあり油断はできない。更に蓄積していくので先ず手足への影響が心配だ。

そんな状況の中で昨日は孫のお供で夕方からの高円寺阿波踊りに付き合った。地元の人のみ知っている場所で1時間半ほど人混みで音と踊りを堪能した。行く前から気を付けていたのはトイレだ。近くのコンビニやスーパーはこの日はトイレを貸さない。過去の苦い経験から飲み食いは子供は楽しんでいたが、私は我慢した。この土日はイベントピークで高円寺阿波踊りの他に、浅草サンバ、日比谷公園東京盆踊り、原宿スーパーよさこい等めじろ押しだ。いずれにしてもゲリラ雷雨など無くて良かった。

 

8月25日

昨日は孫、娘、かみさんと4人でスカイツリーのソラマチと隅田水族館に付き合った。副作用も殆ど無いし、想い出を残したい気持ちで暑さや人混みを覚悟して出かけた。今までは自分ひとりか、かみさん付き合ってもらっての外出だったので自分のペースにコントロール出来たが、団体行動は心身共にくたびれる。

スカイツリーは初めてだが、やはり平日なので思ったよりも空いていた。水族館も新しいだけにオシャレで今風だった。こじんまりしていて、テーマが絞られていて大人も子供も楽しめる工夫が随所に見られた。今は夏らしく金魚の特集イベントをやっていた。

 

8月23日

昨日から下前歯の歯茎が痛い。単純に歯が悪いのか抗がん剤の影響で炎症しやすくなっているのかわからない。いつも朝食べているトーストがかじれない。ちぎって奥歯で噛むしかない。随分前からぐらぐらしていて焼きトウモロコシがかじれない状態ではあったがトーストは普通に食べられていた。お昼におそばを食べたのだが、そばを食べるのにも前歯が大事な役を利をしているのがわかった。

今日は夕方に香川県の孫を連れて娘が上京する。スカイツリーや豊洲ヨロズマーケット・・・等々予定しているようだがとても全部付き合えないが・・・。

8月22日

一週間弱の入院でしたが足腰の筋肉はだいぶ弱っています。運動やリハビリは必要だと思っても痺れや麻痺のある足ではそれもあまり出来ません。元気な頃は今の季節はイベントに毎週のように出かけていた。運動を兼ねて飲食や自然を感じるなどが魅力だった。思い出の写真を掲載してみました。

8月21日

癌患者は戦う相手が二人いる。一人はがん細胞、もう一人はがんと闘う抗がん剤の副作用だ。肝臓を例にとれば、肝臓がんと闘うのはもちろんだがそれをやっつける抗がん剤も肝臓機能には悪い影響を与える。このブレーキとアクセルを同時に踏むような違和感は何とかならないものか。また手足に出ている副作用はがんをたたくための結果だが、どちらの問題点を優先するかが難しい。抗がん剤が必ず効くとは限らないのだから。

8月20 日

抗がん剤は強い薬と分かっていたが、改めて感じる光景があった。普通の点滴と違って腕から投与するのでなく、胸にポートと呼ばれる小さい針山のようなものを埋め込みそこから点滴することは前に書いたが、これも腕の血管だと何回も同じ所で投与すると損傷が激しいでの措置だ。看護師が投与一連の作業をするのにビニールの前掛けをし、更に顔に溶接工がするような透明の遮断マスク(プラスティック風)を装着して作業を行う。多分飛沫が目などに入らないようにしているのだと思うのだが、やっている私はどうなのよ、と思ってしまう。また毎回尿の量を図っているのだが、投与後はトイレは2度流し、検尿コップはビニール袋に密封して捨てる。とても物々しい。

 

8月19 日

昨日の血液検査のデータが異状がなかったので退院。夕方帰宅したが倒れこむように眠ってしまった。やはり疲れがたまっていたようだ。今回の抗がん剤ゼローダは、手足がカサカサに乾燥し、ひび割れやそのほかの障害が出るのがメインの副作用らしいが、他のオキサリプラチンなども一緒にセットで投与するので手足はWで影響を受けそうだ。更にすべて蓄積していくのでこれから寒さに向かってピークになるのが思いやられる。

 

8月17日

今回の部屋は前回と同じで2人部屋なのですが、少し広い感じです。一番気になっていた冷房は真上からでなく横だったので問題ありませんでした。ただ前がトイレで、夜中でも開け閉めがあり、介護付きの車椅子やご高齢の方には大声で呼びかけがあったりで賑やかです。「久しぶりでイッパイ出て良かった」こんな声が聞こえると、排便に感謝できる〜こんな事が人間大事な原点なんだと思います。

副作用は未だ殆どありません。

 

8月16日

とりあえず抗ガン剤投与から1日経過しましたが特に副作用はありません。アレルギー等はクリヤーですがこれからが本番です。明日血液検査をして問題無ければ18日には退院して自宅療養になります。

 

入院は考えるチャンスを与えてくれる

*約半年ぶりの入院で、コメントを書く気もまた復活した。入院は考えるチャンスを与えてくれる。日常生活では時間はいくらでもあるのだが、雑事ややりたいことに時間を使ってしまう。入院はそれをシャットダウンし生活をリセットすることになる。何かを見つめ直し考える時間、それを書く時間に集中できる。頭の中は山にこもって座禅を組むことに似ている状態になるのかもしれない。

8月15日

抗ガン剤の影響を見るための入院なのだが、病院は入院ともなると基礎の検査などをやる。心電図、レントゲン等は外来投与では無いプログラムだ。尿の量や検温、食事の管理は入院ならではのプログラムだ。どういう訳か食事がおかゆだ。何を食べても良いはずだが前のデータに入っていたのか?。

夕方に抗ガン剤点滴投与は無事終了し、残るは夜の錠剤新薬〈ゼローダ〉だ。点滴薬は前回と殆ど同じなので昨年の日記を振り返って読んで見ると2ヶ月目頃から5ヶ月目辺りが結構厳しかったようで、今度に当てはめると12月辺りがピークになりそうだ。

 

8月14日

入院の手続きや身長体重測定などをしている時に訃報メールが入った。某歌手の事務所の社長でご主人でもある方で、何10年もお付き合いのある方だ。年齢的にはだいぶ先輩に当たるのですが、私より少し遅れて大腸から肝臓への転移と、同じ経過をたどって癌治療をされていて情報交換をしていました。皮肉にもこんな日に・・とても残念です。合掌!

 

8月13日

明日入院なので準備をしていますが、約半年ぶりなので忘れ物をしないように再点検です。2人部屋なのですが問題は室温でした。どういう訳か過去4回の入院は真冬か真夏でした。真冬は暖房なのでそんなに問題はないのですが、寒がりの私は夏の冷房が問題です。お隣さんが暑がりだと室温決めが微妙です。またお見舞いの方が外部から部屋に入ると暑い暑いと冷房温度を下げます。去年の夏(9月に肝臓一部切除)は冷房の風が直接当たりさすがに調整をお願いしました。そこで今回は寝間着は冬物を用意します。

 

8月8日

台風が東京をそれて傘なしで病院に向かい、10時半の約束にゆとりをもって到着。入院の予定は14日に入院し4日~5日になった。一度抗がん剤を投与中に手がかゆくなったことがあり、それがカルテに書き込まれていて大事を取っての入院らしい。

 

8月7日

明日病院で抗がん剤投与の予定でした。台風が直撃でタイミングが悪いです。杖をついて傘をさすとショルダーバッグ以外は荷物を持ちにくいです。

夕方病院より電話があり、抗がん剤投与は入院してやるので明日は入院申し込みのみになりました。思っていた通り薬が新しいので1回目は入院が必要なのです。どんな副作用にも対応することが必要だからです。いずれにしても病院に朝行かなければなりません。

8月4日

抗がん剤の投与の打ち合わせをしてきました。今回は少し内容を変えて8月8日から始めます。今回は3週間が1クールで点滴と飲み薬のを併せて行います。肝臓に優しい事と末梢神経障害の副作用が問題でしたが今回もプラナ系を使うので更なる影響が心配です。一般的な副作用はどれも可能性はありますが、新しい薬は手足のピリピリや白血球の減少高血圧などが可能性の高いそうです。

 

8月3日

昨日私は胸のしこりが気になって乳がんの検査をしたのだが、大腸がんからの乳がんへの転移はほとんどなくて、もしあれば学会報告ものだと検査後に医師に言われました。

 

8月2日<マンモグラフィーを体験>

今後方針の打ち合わせに病院に行きましたが先方都合で4日に変更になった。せっかく行ったので気にしていた胸のしこりを乳腺内分泌外科で診察してもらった。超音波検査とマンモグラフィー(乳房撮影)だ。男で~!私もそう思いました。でも本当にやりました。無い胸を無理やりプラスティックのような機会に挟まれて締め付けられます。これは女性は痛いでしょう。あまり出来ない経験をしてきましたが、男性の検査はどのくらいな確率でやるのだろう。多分1日に一人は無いのではないかな。カミさんと一緒に行ってよかった。一人では恥ずかしくて・・・皆私が付き添いと思っていたのだろう。

その後の結果診断で、多分悪性ではないだろうという事で一件落着。痛みがあったので多分大丈夫と思っていたので

医者に言ったら「鋭い!」と言われた。

8月1日

明日は今後の段取りスケジュールと坑ガン剤の種類などの説明の診断です。

転移したがんは原発のガンの細胞なので私の大腸がんが転移した肝臓がんも大腸がン転移肝臓がんといって、肝臓原発の細胞肝臓がんとは違うの分っていました。今回改めて分かった事なのですが、それは単に区別するだけでなくガンの性格まで違うので、例えば薬なども違ってくるようです。肺にできたのも大腸がんが肺にできたのです。これはあまり知られていないと思います。それがどうしたと言う話ですが、人体の不思議なからくりに複雑な気持ちです。

7月30日

比較的に体調も気持ちも安定していた2回目の肝臓手術以降3月頃からは取り上げる話題もなく過ごしました。しかし肝臓の再発と肺への転移が分かったので、また第3ラウンドの報告が増えていくと思います。気が向いたら時々チェックしていただけると張り合いがでます。よろしくお願いします

7月29日

また昨年の1月に戻って抗がん剤からやり直しです。今度は肺も含め薬の効果を見つつ手術の時期などを決めて行きます。抗がん剤も、前より肝臓に負担がない種類を選ぶので副作用や効果も探り探りになります。副作用が前よりひどくないことを祈るばかりです。